みなさんは、”オナ禁したら集中力が高まる”という情報を見たことがあるでしょうか?
私は1カ月間のオナ禁をしてみたのですが、あまり効果を実感することなく終わってしまいました。
それがなんだか悔しかったので今回は科学的な研究結果の内容をもとに
オナ禁のメリットと限界について解説していきます。
よければぜひ見ていってください!
目次
テストステロンのブースト効果

2003年、中国の研究グループが禁欲によるテストステロン値の変化を調査しました。
その結果、禁欲から7日目にテストステロン濃度が約45%も急上昇 することが確認されたのです。
テストステロンは集中力や記憶力・性欲の向上といった効果のほかに
筋肉増加・脂肪減少など、さまざまな良い影響を与えます。
このテストステロンの急上昇は7日目のみで、8日目には元通りになり
それ以降は変化がなくなりました。
ですが再度射精を行うと、また7日後に急上昇が見られたそうです。
なぜオナ禁7日目にテストステロンが上昇するのかは解明されていませんが、
効果が一日だけということを考えると
「オナ禁はすればするほど男らしくなる」というわけではなく、
テストステロンのブースト効果は一時的で限定的 といえます。
3週間の禁欲でテストステロンが減少しにくくなる
ドイツの研究によると10人の男性が3週間禁欲したのちに自慰を行ったところ、
射精後のテストステロン低下が抑えられていたそうです。
さっき紹介した7日目のオナ禁のようにテストステロンが増加することはありませんが、
低下しづらい状態になることはできるみたいです。
オナ禁で活力は向上するのか?

射精すると性欲の減退や集中力の低下などを引き起こします。
これはプロラクチン(性欲を抑制するホルモン)が大量に分泌されるからで、
いわゆる賢者タイムの状態です。
禁欲中はこのプロラクチン大量分泌がなくなるため、活力があると感じやすいのかもしれません。
また、ネズミを禁欲させた実験では、報酬系(ドーパミン受容体)の感度が高まることが示唆されています。
ドーパミンは「やる気」や「集中力」に直結するため、人間でも「オナ禁でやる気が出る/活力が高まる」と感じる人がいるのはドーパミンの感度が高まっているからだと考えられます。
効果がないとは言えないものの・・・
オナ禁によって集中力が上がる可能性はあります。
しかし、その効果は短期間のホルモン変化やドーパミン感度の変化による一時的なものであり、
オナ禁している間ずっと集中力が上がった状態を維持するわけではありません。効果は限定的であり、生活習慣や精神状態によって個人差が大きくなります。
最初に言ったとおり、30代前半の私は1カ月間のオナ禁をしてみました。
「一日一抜」を目標に週5~6回射精をしていた私の禁欲生活は
序盤の1週間くらいはムラムラしていましたが、それ以降は抜かないのが日常となり、
5日に一回くらいオナニーしたいなーと うっすら思う程度のまま終了となりました。
その間、もしかしたら集中力が上がってたり、いつもより元気だったのかもしれませんが、
オナ禁の成果があったとは言えない結果でした。
一日3回くらいしていた二十歳のころだったら禁欲はもっと苦しかったと思います。
毎日出すことにはメリットもある

一方で、ハーバード大学などの疫学調査では、 射精回数が多い男性ほど前立腺がんのリスクが低下する という報告もあります。
2016年に米国で行われた大規模調査(約3万人対象)では、月21回以上射精する男性は、月4〜7回の男性に比べて 前立腺がんリスクが約20%低い という結果が出ています。
月に21回とは だいたい週5で射精することになります。
前立腺がんは70代で男性の約2.5人に1人が罹患している部分別で最も多いがんなので
結構ハードですが、苦にならない人は可能な限りオナニーを続けたほうが良さそうです。
オナ禁を過信しすぎないこと

「オナ禁=自分を高める方法」というイメージを持つのはやめておきましょう。
試す価値はあるかもしれませんが、効果を感じれるかどうかは人それぞれです。
もともと性欲があまりない人がさらにオナ禁をしてしまうと
勃起機能が衰えたり、性への意欲が下がることもあります。
大切なのは自身の体調やライフスタイルに合ったバランスです。
ストレスが溜まっている日はシコって寝るほうが活力を保てることもあるかと思います。
無理せず自分なりのペースを見つけましょう。
まとめ:オナ禁との上手な付き合い方

オナ禁7日目に一時的なテストステロン上昇があったり、3週間のオナ禁で賢者タイムを短くできたりと、計画的なオナ禁には効果があります。
大事なプレゼンや大会、セックスの予定などがあるときは、計画的にオナ禁をするといいかもしれません。
また、性感度をリセットする効果もあるので
過激なオナニーやオンラインポルノによって性的な反応が鈍くなってしまっている方にはオススメです。
オナ禁によって一時的に集中力が上がる可能性はありますが、長期的に効果が継続するわけではないので性欲があるときに適度にオナ禁を取り入れるのがベストです。
自分の性欲に合わせて柔軟に調整して、精力アップと健康維持につなげていきましょう!
出典
- Jiang, H., et al. (2003). A research on the relationship between ejaculation and serum testosterone level in men. Chinese Journal of Urology, 24(5), 330–332.
- Rider, J. R., et al. (2016). Ejaculation frequency and risk of prostate cancer: updated results with an additional decade of follow-up. European Urology, 70(6), 974–982.
- Extonら, 2001, Neuroendocrinology Letters